今週、DIC株式会社が千葉県佐倉市にあるDIC川村記念美術館の閉館を発表した。
同じく佐倉にある国立歴史民俗博物館に行く時しか行かないが、この発表を知っていてもたってもいられず佐倉に向かった。
DIC川村記念美術館は得難い施設とコレクションで、ここが閉館するというのはやはり惜しい。
所蔵品はレンブラント、印象派、シュルレアリスム、抽象絵画など様々あるが中でもマーク・ロスコの《シーグラム壁画》とそのための展示室ロスコ・ルームがある点は他では味わえない体験だ。
今回のコレクション展示ではマックス・エルンスト《石化せる森》が国立西洋美術館の《石化した森》ともまた違っていて良かった。
閉館の発表があったせいか、悪天候の中でも来館者は多かった。
朝来館した時はまだ雨は降っていなかった。
昼頃にはひどい豪雨で、同館の見所の一つである庭園に誰もいない状態だった。
来館者アンケートでは閉館撤回について書いておいたが、難しいだろう。
来年1月の閉館までにもう一度は来ておきたい。次は晴れた日に。