クローバーフィールド HAKAISHA

 仕事帰りに見る映画じゃないな。手ブレの画面に酔ってしまった。
 自分は疲れているとFPSやっても酔ってしまうのだ。
 しかしなかなか楽しめる映画だった。
 クセがあるのでかなり人を選ぶ映画だが、怪獣映画、ディザスター映画、惨劇が好きな人にはお勧めできる。
 また、これから見る人にはスタッフロールが終わるまで席を立たないほうが良い。

 以下ネタバレ

・怪獣映画であり、惨劇に巻き込まれた人間のビデオカメラから回収されたテープという設定である。この設定は演出上もストーリー上も効果的に使われているが、お陰で酔う。
・劇中の中心人物は若くして成功した若者と取り巻きであるが、人間的に腐ったヤツがいなくて物足りない。わめいて勝手な行動に走って自滅する奴とかいない。劇中最大の不満点。男女が「I love you」とささやき合う惨劇など見たくはないのだ。もっとエゴを出せ!生きるために他人を踏みつけにしろ!そして無惨に死ね!ディザスター映画の金持ちとはそういうものでなければならない。
・9.11を意識した破壊描写(建物の破壊や飛び散る粉塵、舞い降りる紙など)は、まさのあの事件の後ならではの映画だと思う。火砕流のように疾走する粉塵から逃げて店のドアをしめる場面なんて9.11そのものだ。
・怪獣はなかなか姿を現さない。部分的にもかなり嫌悪感をもよおす外見で、全体が見えるとまた醜悪で良い。うまく見せていると思う。逆に怪獣がバラまく小型怪獣はシャカシャカ小刻みに動きすぎて怖くない。
・グロ描写はそこそこあり。しかし「生きたまま食われる」という部分はあまり詰めてない。不満。
・注意。字幕はなっちである。目立たないが、相変わらず妙な訳がある。