珍しいものを手に入れた。
米軍の戦闘機、F-22ラプターに使われているのと同じカーボンファイバー材である。
通常のカーボンファイバーよりも重く、硬く、強靭で、切削もしにくいという。
G-10、カーボンファイバー - 火薬と鋼で説明したが、カーボンファイバーはナイフのハンドルや銃のグリップの素材として使われている。
このF-22のカーボンファイバーもそうした目的で流通していたものだ(流出元がどこかは謎)。
これまで何人かのカスタムナイフメーカーやグリップメーカーがこの珍しい素材を使っている。
F-22の生産中止後、もっと流出が増えるだろうか。それとも逆に流通が皆無になるだろうか。
銃やナイフの世界では、カーボンファイバーは強度や軽さよりも希少性、外見から使われている。
しかしそれだけではなく、特に強度のあるカーボンファイバーで金属探知機にひっかからないナイフを作ったり暗器を作ったりする例もある。
このF-22カーボンファイバーもそうした物に使われた例があるが…差し当たってそちらではなくハンドル、グリップ材として使う予定だ。