簡単な手錠脱出法

大人であれば手錠をかけられたことのある人もいるだろう。
例えばそういうプレイであるとか、人質になるとか。
中にはそういう状態が好きな人もいるかもしれない。
しかし心ならずもそうしたプレイ、もとい拘束にあった場合に脱出方法を知っていると便利だ。


手錠には金属製で鍵をかけるものと、プラスチック製で固定してしまうものの二種類がある。
今回紹介するのはHow to Escape from Zip Ties | ITS Tacticalで紹介されたプラスチック製の手錠の脱出法だ。
アメリカなどではプラスチック製のものがよく使われている。
ケーブルを束ねるケーブルタイと仕組みは同じだ。
こうした手錠はプラスチック・カフやフレックス・カフと呼ばれている。
例:http://www.ezcuff.com/products.html
かさばらず軽いため、多数の手錠を持ち歩くことができるのが最大のメリットだ。
本来、はずす時にはニッパーやハサミで切るが、いくつか脱出方法がある。


まずは手首を胴体に叩きつけて壊してしまう方法。
この方法は、両手首を手のひらの側で合わせて固定してある場合に使える。
最も迅速にできる方法だが、種類によっては不可能なものもある。

下の動画は同じ方法だが、背の側で拘束された場合。

そして2本使って拘束された場合も同じ方法が使える。

次は棒状のもので固定部分の爪を起こしてはずす方法。
これは自力でやるのは困難な場合も多いだろう。

靴紐を使って摩擦で切る方法。
時間がかかるので、周囲に利用できるものがあればそれで擦り切るほうが良いかもしれない。

手のポジションを変えてすり抜ける方法。

これは手首を水平に合わせて固定している場合に使う。
手首を上下で合わせている場合も難しくなるがこの方法が使える。


なお、以上のような方法が通用しない製品もあるので、これで完璧だとは思わないこと。
特に最近の軍・警察向け製品は破断や摩擦に耐える製品が多く、一気に破壊するのは困難だ。
ちなみにそうした高度なプラスチックカフをはずす道具や金属製手錠をはずす道具(いずれも隠し持てるデザインになっている)も世間には存在する。