医師がデザインした近接戦闘用ナイフ

今回は医師の創傷の知識を生かしたナイフを作るファクトリーを紹介する。


Tactical Knives誌のWeb記事に掲載されたことで知った。
記事 Scalpel Factory 11 Bravo Knives
公式サイト http://www.scalpelfactory.com/


この新しいナイフファクトリーScalpel Factoryは、医師のDr. Miguel D. Montagneseが創設した。現在、"11 Bravo"と"O'Dark Thirty"の2種類のラインナップがある。
この会社のナイフは戦闘専用であり、Dr. Montagneseの創傷とメスを扱った知識と経験を生かして効果的な傷を作るようにデザインされている。雑誌記事ではこの創設者の詳しい来歴とナイフのレビューが書かれている。
現在すべての在庫は売り切れ。また、ディーラーがなく今のところ日本では購入不可能だ。


マンガの世界ではしばしば医師が人体の知識を生かして戦闘を行うということがあるが、現実ではそういった事はまずない。しかし、銃器やナイフの効果についてはしばしば医学・医療の研究が参照されることはあるし、医師と当事者(軍や警察、インストラクター)との相互協力による研究やテキストも存在する。だからと言ってこのナイフがそういった例の存在から推測して効果的なデザインだと考えられるかどうかは分からないが興味深い例である。いずれ機会があったら入手する方法を探ってみたい。