東南アジア武術の応用技法としてのステッキ術

いわゆるステッキを用いた護身術というのは各国に存在する。
現在でも護身目的のステッキが販売されており、昨年護身用にステッキを - 火薬と鋼で紹介した。
技術の事例についてはまだ紹介していないものがあるので、今回は東南アジア武術から紹介してみたい。
一つ目はフィリピン武術パナナンダタから。

この動画はかなり前にも紹介した。
パナナンダタはフィリピン北部ルソン島のヌエヴァ・エシハ州ガパン市パンブァン村の武術。
フィリピン武術でよく使われるスティックやナイフ以外に日用品を使う技術をよく教えており、上の動画でもステッキや傘など様々な例が見られる。


二つ目はブルネイ武術Silat Suffian Bela Diriから。

相手の攻撃に対する防御、カウンターや形状を活かした技術。


最後はピキティ・テルシャ・カリから。

護身用として防御や打撃用の練習の基本を示している。
一般的なカリ・スティックの用法と違って両手持ちを基本としている。