Strikes : Soul meets bodyよりシステマの壁を殴る練習について

先月購入したStrikes : Soul meets bodyの話。
この本で解説されているシステマの打撃の練習についてはいずれシステマ杉並練習会でも取り入れていく予定だが、練習場所の都合でできない練習もある。
今回はその中の一つ、ウォール・パンチについて紹介する。
ステマの打撃に必要な拳が作れているかどうか・適切に打てているかどうかをセルフ・チェックする練習だ。
文字通り壁を殴るのである。
ステマの練習をやっている人向けで、未経験者や初心者がいきなりやることはお勧めしない。

非常にシンプルな練習です。壁に近づいて壁を殴ってください。もし「うわっ! 痛っ!」となるようだったら、戦闘で硬い骨に拳を当てた場合に拳を痛めることを意味しています。
Strikes : Soul meets body P123

同書によると、この練習では痛みが出ないように壁を殴らなければいけない。
拳を痛めないように壁を打てれば、人体の硬い部分にも同様に当てることができる。
これは肉体的なものだけではなく、心理的なものでもある。テンションの問題であり、ストライクの深さの問題でもある。
壁の表面だけに接触すると痛みを生じるが、深く貫いていると衝撃は内部に通じ、痛みは減る。
この他、練習相手の身体と壁を交互にパンチするという練習も紹介されている。