ゲッサンの現代武器術漫画『MASTERグレープ』第1話のナイフについて(ネタバレあり)

ゲッサン 2016年 11 月号 [雑誌]

ゲッサン 2016年 11 月号 [雑誌]

10月12日発売の『ゲッサン』11月号から現代日本で武器格闘術を使うアクション漫画『MASTERグレープ』の連載が始まった。
MASTERグレープ | ゲッサンWEB
原作:土塚理弘、画:高橋アキラ。
ここからちょっとだけネタバレありで登場したナイフについて書く。


『MASTERグレープ』は、現代日本を舞台としている。ゲームセンターの格闘ゲームで無敵の中学3年生・佐倉勇太(さくら・ゆうた)は、杖術家・梅崎武道(うめざき・たけみち)と剣術家・桃山安守哉(ももやま・あずや)と出会い、武器を使う彼らと不良グループとの戦いを目の当たりにして同じ武道の世界を志すようになるのが第1話のストーリーだ。
今回登場するのは剣術、杖術だが、やられ役の不良はナイフを使う。
争いの中で追い詰められた不良は隠し持っていたスペツナズナイフ(バリスティックナイフ)を出し、佐倉にブレードを射出する。それを杖がわりに竹刀を使う杖術使いの梅崎が竹刀で防ぐというシーンがある。
この場面に登場するナイフのモデルは実在するナイフだが、個人が作った非売品だ。アメリカの製作者の動画がYouTubeで公開されている。

そもそも日本の銃刀法に引っかかるダガー状のナイフで売買できない。
別に入手不可能なナイフを出して悪いとは言わないが、これを竹刀で防げるほどの技量のキャラクターだとすると今後よほど強く描かないと整合性がとれなくなるのではないかという点が気になった。
あるいは単に目のよさ、反応の速さだけでは習得や対応ができない技術の話までやるのだろうか。