「小説家になろう」の古武術事情について

Twitterで我乱堂さん(@SagamiNoriaki)がツィートしていた件についてちょっと書いてみる。

  • 参考として「小説家になろう」登場武術ランキング2017 - 火薬と鋼を紹介する。
  • 小説家になろう」の武術事情について。
    • まず前提として、主人公が特定の流派名がある武術を習得している、あるいは作品内で習得する話はそれほど多くはない。
    • 「なろう」では異世界を舞台とした剣と魔法、あるいは独特の戦闘技術や技能、知識が流行しており、主人公が現代日本で学んだ武術や格闘技を活躍させる話自体少ない。
    • 主人公が現代日本での武術経験を持っている話でそれが架空流派という例はある。
      • 架空流派には剣術、空手、拳法、古武術などの例がある。この場合の古武術は剣術もあるが素手の武術もある。
    • それは現在の「なろう」で流行しているような世界観で活躍するに足る攻撃力や特性を持たせるためと考えられる。
    • あとは武術のイメージも影響するだろう。漫画に出てくる「気」のような特殊な能力を使えるとか、殺しの技・戦場の技を使えるとかいった要素は古い武術に持たせやすいし、一子相伝の家伝の武術といった伝承形式も主人公の特別な背景となる。
    • 要するに「作者に現実の武術の知識がないから」という消極的な理由よりも「作品世界で活躍させる能力・特性を持たせるため」に架空の古武術流派が作られるのだと思う。