護身用の小型インパクトデバイスとその注意点


(左上からイスラエル格闘技カパプ用のクボタン、ステンレス製クボタン、リック・ヒンダー製のタクティカルペン
様々な護身用品を紹介してきたが、合法に持ち歩きやすいのはクボタンやタクティカルペンに代表される打撃武器、インパクトデバイスと呼ばれるものだろう。
しかし法に触れにくく、問題になりにくい材質・形状のものほど威力は控えめになりがちである。
うまく扱う技術があればいいのだが、それはそれで注意すべき点がある。
特に忘れられがちな点は携帯方法と取り出し方だ。
この種の護身用品をどこに装備するか。いざという時に使えなければ意味はないが、この種の護身用品を使う技術を教えているところでも取り出す練習までやっていないことがある。
不利な状態で取り出せるか。例えば利き手が使えない状況で取り出せるか等、色々な状況を考えておいたほうが良い。
こうした護身用品は相手に見せつけて威嚇に使えるものではなく、むしろ攻撃時までは相手に分からないようにしておくものだ。それを考えると装備位置の検討と取り出し方の練習は欠かせない。
またどういった品を選ぶかも、装備方法や取り出しやすさを検討材料にする必要がある。