システマ用のロシア軍シャベル

先日、システマのトロント本部からシステマで使うシャベルを購入したので、手持ちの軍用シャベルと比較してみる。
多くのシステマ練習者はCold Steel社製のスペツナズシャベル（スペシャルフォースシャベル）を使うが、参考として紹介しよう。

よくあるソ連/ロシア軍用のシャベルは全長50cmでCold Steel社のシャベルも同サイズだが、トロント本部が売っているシャベルは全長61cmもある。
商品説明を見ると、ロシア軍の基地に保管されていた正規の軍用品だという。

左：現用ロシア軍シャベル・ラトニク装備セット用
中央：ソ連軍シャベル（刻印1985年）
右：システマ・トロント本部販売品（刻印1982年）

ヘッド比較。
現用のものは角度が鋭く小ぶり。ソ連軍シャベルは状態が悪い。
また、大きな違いとして現用のものは鋼材が厚い。
トロント本部販売品の状態は良い。

ハンドル比較。
トロント本部販売品のハンドルは突出して長い。ソ連の空挺軍VDVが使ったフォールディング・シャベルのハンドルの長さに近いように見える。
中央のソ連軍シャベルのハンドルは表面が粗く、節もあって加工も材質も良くない。

シャベルカバー比較。
左：SPOSN社製。
中央：トロント本部販売品付属。ベルクロ固定。生地は薄く縫製も弱い。他のサープラスショップでも同タイプを見たことあり。
右：ロシア軍デジタルカモフラージュ柄カバー。MOLLE対応。