Nemoto Knivesのカランビット・プリズラク

本日二つ目の話題もまたカランビットだ。

昨日のT-OD Gear Spotで入手したNemoto Knivesのカランビットの名前をпризрак(プリズラク=英語で言うghost)という。
全体にカーブした形状で、完全な両刃に見えるが実は内側しかエッジはついていない。
トラディショナルな輪郭を備えているが、G-10製リングの突起やハンドル材の使い方などは現代的な工夫である。
軽量で完成度が高く、伝統的な用法にもモダンな用法にも対応できる。
シース裏側は下のようになっている。

余談。
私がやっている手に合うカランビットの判断方法:
まず人差指の第二関節くらいまでフィンガーリングを通し、ナイフが重力に従うようにぶらさげる。
この時、各指と指の間は無理にくっつけない。

この状態でカランビットを握りこんでいく。

しっかり握りこんだ時にカランビットがちゃんとした用法で使える位置に納まり、カランビットの各部が適切な状態にあれば良い(ブレードが指に当たったりハンドルの凹凸が手の内に不自然に当たって納まりが悪かったり痛みを起こしたりしない)。
さらに握った状態やシースの出し入れ、エクステンデッド・グリップに移行してみるなど操作感の確認もある。
用法や手の大きさ・形によってこういった評価方法は万人向けとは限らない点に注意。