夏の大学図書館の引っ越しについて

現在、大学図書館の引っ越し準備で忙しい。
引っ越しと言っても完全に移転するわけではなく、施設の空調工事の期間だけ臨時図書館に部分的に移転するのだ。
この種のことは図書館では結構ある話で、近所の公共図書館も工事で同じような部分的な移転をしていたことがある。
私も他の図書館で経験があるのだが、大体どこも同じようなことをする。
図書館資料の一部と機器・人員を一時的に別施設に移転して臨時の図書館とするのだ。
臨時図書室に引っ越すためにどんな作業が必要かというと

  • 工事期間に対応した引っ越しや臨時図書館のスケジュール策定と利用者向け告知
  • 移転する機器、物品や図書館資料のリストアップ
  • 移転先の整備に関する業務(ネットワーク設定や電源、機器の配置や図書館資料の配架計画)
  • 臨時図書館でのサービスや業務の範囲の決定
  • 引っ越しのための梱包や人員の準備
  • 図書館に関連する業者への連絡

この辺までは最低でも対応しなければならない。
大学ならネットワーク設定など他の部署が対応する業務もあり、その場合はこちらで方針や内容を連絡する。
厄介なのは、空調工事の件が一ヶ月前になっても図書館に相談一つなかったことだ。どうも大学事務局は工事期間中図書館を完全閉館しておけば済むと思っていたらしい(工事期間は一ヶ月近くもあるのに)。だがこの時期は色々な事情で利用がかなりあるのだ。このため工事期間中の図書館開館の必要性を説明する統計資料までこちらで急遽作って説得することになった。
その結果、工事まで日数がない状況で計画や告知や業務内容と色々決める事態になっているのである。
おまけに工事前日がオープンキャンパスであるため、引っ越し準備を事前にできないという制約がある。
で、どうなったかというと空調工事が始まってから=冷房がつかない状況で引っ越し作業をすることになった。
現在、現場の負担を減らすため色々工夫中である。