武器としてのトマホークの特性について

昨日の練習でやったトマホークについて書いておく。
トマホークは小型の斧であり、ほとんどの場合片手持ちで使う。
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米軍でベトナム戦争で使われたほか、イラク戦争でも使用されている。
現在の軍でのトマホークは木を切る道具やドアや窓を破壊するブリーチング・ツールというよりは武器としての意味合いが強いようだ。
近接戦闘武器としてトマホークの特徴を簡単にまとめてみよう

  • ナイフより遠くを攻撃できる
  • 重く、打倒力のある攻撃が出せる
  • エッジがない部分で相手を押さえたり引っ掛けたりして防御・制御しやすい
  • ナイフほど小回りが利かない
  • エッジが無い部分を相手に押さえられて防御されることがある
  • 取り出しにくく、収納状態から咄嗟の時に使いにくい
  • ヘッドにスパイクがあるトマホークでは貫通力のある攻撃が可能
  • ヘッドが相手に食い込んだ時に人体組織や装備品に絡んでしまうことがある

トマホークは軍用シャベルに似た部分もあるが、トマホークのほうがヘッドが小さく(攻撃に使える部位が狭い)、重い(一撃の威力が大きい)。
また上記の特性は全てのトマホークに共通というわけではなくトマホークの大きさや形状で変わる。
例えばヘッドが前後に長いトマホークでは相手を引っ掛けることは容易だが、前後長がないヘッドでは引っかけることは困難だ。
相手の組織や装備に引っかかるかどうかはヘッドの形状だけでなく相手の装備や攻撃部位によって変わる。
どういう用法を想定しているかを踏まえてトマホークを選ぶ必要がある。