大学図書館の内部向け情報提供業務

大学図書館の仕事の話で、昨日の送別会で少し話した件について書いておく。
大学図書館の仕事の大半は図書館資料貸出を含む利用者への情報提供だ。
図書館が提供する情報は学生の学習や教員の研究・教育、あるいは個人的興味といった目的のために使われる。
それ以外に、大学の事務的な業務のために情報提供を行う。
例えば教員の求人に応募してきた研究者の業績を集める仕事だ。
応募者に研究業績をどのように提出させるかは大学によって様々で、中には業績一覧だけ提出させて実際の論文は図書館が集める大学がある。
現在の私の仕事の一つであり、手に入るものは全て入手する(あまりに時間・費用がかかるものは採用担当に相談する)
応募者当人に提出させる大学も結構あるので、この種の事情は組織ごとの違いが大きい。

この他に、大学内で作成される書類・事務作業、広報のための資料を提供したり、大学・大学所属者が何らかのかたちでメディアに掲載された情報を提供したりするといった業務も発生する。
基本的に事務職員や特定の委員会からの依頼というかたちをとり、提供する情報は図書のような資料の形態をとっていないこともある。