角川武蔵野ミュージアムに行ってきた

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今日は11月6日にグランドオープンした角川武蔵野ミュージアムに行ってきた。
色々見て回って個々には面白いものがあったが、一度ならともかく二度は来る必要がない施設というのが正直な感想だ。
見所はメディアの記事や公式サイトに出ているので気になった問題を挙げてみる。
・公式サイトはログインしないと料金やチケットの種類・利用範囲が分からない
・公式サイトの企画展の情報不足。展示品の量・物販の有無など概要が把握しにくい。
・施設の入り口に辿りつく経路が分かりにくい。
・館内案内表示が分かりにくい。
QRチケットが必要な場所には人が立っているだけで受付かどうか分かりにくい。
・チケットのQRコード読み取り機器の不具合。結局機器交換で10分ほど待たされた。
・企画展に順路表示がない(順路を想定していると思しい内容なのに)。
・企画展の展示説明の内容に隣の説明の文言が混入していた(荒俣宏の妖怪伏魔殿2020の日本の妖怪大集合)
・企画展の解説の文字が一般的な博物館・美術館より小さい。
・いわゆる図書館としての機能に乏しいマンガ・ラノベ図書館。
・蔵書コレクションを活かせない棚のアート作品でしかない本棚劇場。
・館内の施設・展示に珍しいものはあるが、活用しきれていない。
思うに、普段美術館・博物館・図書館を見ている人ほど展示の方法や情報量、案内方法などに不満が出てくるだろう。
そうでない人でも見るものの少なさから繰り返し来たいとは思わないのではないか。
交通の便のいい場所にあるわけではないのだからなおさらだ。
改善が容易な点もあるが、様々な問題を根本的に改めるには相応のキュレーターの存在が必要だろう。