マリーン・スパイクを持ち歩くという選択

護身用や隠し武器としてスパイクを使う例は古くからあるが、最近アメリカではマリーン・スパイクを持ち歩く例がある。

マリーン・スパイクはロープを縛ったり解いたりする時の補助に使うスパイクだ。

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Marlin Spike Fid - Stainless Steel Needle

これは以前書いたホーボー・タクティカル=安価な道具を護身に流用する流行と関係している。
マリーン・スパイクは1,000~3,000円くらいと安価で、収納さえ準備できればそのまま持ち歩ける。
machida77.hatenadiary.jp
中には最初から護身用に販売されているマリーンスパイクまで存在する。
Toor KnivesとTridentis Tacticalのコラボ製品のマリーンスパイクはその一例だ。

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The Marlinspike | Toor Knives - 100% American Handmade Blades

Kopis DesignsとVehement Knivesのコラボ製品マリーンスパイク2.0もそういった製品で、チタン製。

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Marlin Spike 2.0 Collaboration w/ Vehement Knives — Kopis Designs

こうしたEDCギアであると同時に護身用品でもあるマリーンスパイクはカスタムナイフメーカーが関わっていることが多く、一般的なマリーンスパイクより価格は高めになっている(大体7,000~2万円くらい)。
ホーボー・タクティカルによくある安価な道具を護身用に使う→最初から護身用にデザインされたものが作られるけど価格が上がる、というパターンがここでも見られる。