刀剣美術館「館蔵品・寄託品展」

台風の影響でこの連休は天候が全く安定していない。
雨が降る時は豪雨でまともに行動できる状態ではないがたまに雨が止む。
今日は雨がやんでいる時間も長かったので、雨雲レーダーをにらみつつ両国の刀剣博物館に行ってきた。
展示リスト

国宝の「太刀 銘 国行(来)」をはじめ、様々な刀剣が展示されているが、周辺の工芸品や史料の展示もある。
佐分利流槍術の伝書と佐分利流用の鍵付大身槍拵がセットで展示されているのは武術に興味があると非常に面白い。



伝書の図でこの独特の大きな鍵の使い方や大きな槍穂で相手を切る技法などが分かる展示だった。

刀剣以外の展示品に江戸時代の鎖帷子もあった。

手の甲側から指先まで鎖で保護している手袋がついている点が興味深い。

刀剣博物館には結構来館者がいたが、近くの旧安田庭園無人だった。

帰りに幻戯山房に寄ってきた。
角川書店の創設者・角川源義の邸宅だった近代数寄屋建築で現在は杉並区が所有している。
角川を巡る問題が起きるとここを見たくなる。


この雨で茶室前の庭の水琴窟が自然と鳴るのではないかと思ったがそんなことはなかった。