公式サイト:秋の特別展「江戸の名門料亭八百善 ーその食と文化ー」 – 光葉博物館
先日仕事で移動する途中で昭和女子大学光葉博物館秋の特別展「江戸の名門料亭八百善ーその食と文化ー」に行ってきた。
享保年間に浅草山谷に開業した八百善は、徳川将軍が来店するほどの名店として有名で歌舞伎・浮世絵にも登場する。
ペリーへの饗応に使われたので幕末史に興味がある人はそれで知っているかもしれない。
この展覧会は現在の八百善の協力の下、江戸時代から昭和期にかけての八百善の歴史を、食文化、料亭建築、人的交流といった面から紹介している。
展示はほとんど撮影できないが江戸時代後期の歌川国長による組立絵という組み立て式模型は撮影できる。
模型が売られるほどの店だったというわけだ。
また全16ページフルカラーの図録が無料で貰える。
将軍御成、大名や大田南畝(蜀山人)・酒井抱一といった交流、浮世絵や芝居への登場、料理本の出版、普茶料理や卓袱料理の取り入れなど文化面での影響の大きさが伺える内容だった。
途中でたまたま見かけた喫茶店のテイクアウトの驚異の価格にたじろぐ。
ホイコーロー丼が150円、焼きそばが100円だと…。