上野の森美術館「兵馬俑と古代中国 ~秦漢文明の遺産~」


先日の日曜出勤の代休で今日は休み。
上野の森美術館の「兵馬俑と古代中国 ~秦漢文明の遺産~」に行ってきた。
戦国時代の秦~統一王朝の秦~漢までの俑と様々な出土品を展示している。



玉や青銅器、陶器もあり、矛や戟、剣も展示されている。

今回の目玉の一つ、始皇帝の戦車。

秦王朝の時代の珍しい文字資料・里耶秦簡は解説つきで詳しく展示。
写真には写っていないが簡の本文訳も展示にある。



兵馬俑は四方から見られるようになっており、かなり近くから細部を見ることができる。
兵馬俑の彩色についての展示もある。

撮影できない展示品に動物の俑があって飼い犬と野生の犬の2種があって違いがはっきりしていたのも興味深い。
また漢代には馬にまたがって乗っている女性の俑があり、これも今回の展示を見るまで知らなかったものだ。
冥器には当時の建築や物のミニチュアのようなものがあり、漢代に陶器で井戸の模型のように作った「陶井戸」は、ちゃんと井戸の口が「井」の字形通りだった。

ミュージアムショップで兵馬俑落雁を買ってきた。


落雁というと栗や麦などの粉と砂糖で作るものだが、これの材料はほとんど和三盆である。
落雁とあるけどこれは和三盆の干菓子では。