没後110年 日本画の革命児 今村紫紅 - 横浜美術館|Yokohama Museum of Art

横浜美術館「没後110年 日本画の革命児 今村紫紅」へ。
明治末~大正初期に活躍した日本画家で、原三溪の支援を受け、歴史画や色彩南画と呼ばれた作風の風景画などで知られる今村紫紅の大回顧展だ。
構図が巧みな絵や細密な絵、色彩表現に優れた絵やゆったりとした絵が際立っている。

《鞠聖図》 蹴鞠で有名な藤原成通の前に鞠の精が現れた伝説を元にした絵。

《沙魚》ハゼを描いた写実的で細密な絵。

《平親王》この時代の歴史画は菊池容斎の影響もあって勤王が絡んだ題材が多いが平将門の絵もある。

《秀吉詣白旗宮図》秀吉が頼朝像の肩を叩いた逸話の絵。有名な話とはいえこれを題材に絵を描く人がいたとは知らなかった。

《護花鈴》原三溪に認められた絵。

《西遊記》解説の中に「沙悟浄(河童)」とありがちな間違いがあった。絵の沙悟浄も河童として描かれてない。


《風神・雷神》この辺の闊達な絵は宗達の影響もあるがだいぶ変わった絵になっている。他で見ない様式。

《熱国之巻》稚気と明るさがそれまでの日本画にない表現として成り立っている。

《細雨》写真に撮りきれない繊細さでこういう絵を観ると展覧会で実物を見て良かったと思う。