日本橋高島屋「膠へのまなざし ―再考、そして応答」

膠へのまなざし ―再考、そして応答




日本橋高島屋「膠へのまなざし ―再考、そして応答」とギャラリートークへ。
内田あぐり先生の研究を中心に日本画の画材としての膠を中心に皮革、墨、和紙、筆の毛といった材料の生産や膠を使った作品を展示する展覧会。
ギャラリートークでは実際に膠を使う画家の感想、膠を作っている大﨑商店による製造の発展、中国・韓国の膠・伝統画材事情など幅広い話を聞けた。ギャラリートークの観客に関係者も多く、展示中の作品の作者に大﨑商店の膠の使用感や過去の膠経験についての話を聞けたのも良かったし、歴史的建築の修復の膠の話を聞けたのも良かった。
展示は膠やその材料、製造の写真パネル、膠作りの器具などがあり、その他に珍しい各国の膠があるところもポイント高い。
映像上映もあり、膠製造以外に太鼓の皮張りや北方民族博物館の腸製衣・魚皮衣の映像もある。
特別展示の丸木位里・俊《原爆の図 高張提灯》(武蔵野美術大学 美術館・図書館蔵)は観る意義があり、展示作品は地域も世代も多様で、日本画だけの展示ではない。なお残念な点として作品解説の字が小さく掲示位置が低く見にくかった。