「続きを読む」以下でよく資料として使う過去記事や代表的な記事のリンクをまとめています。
(2024年7月27日更新)
渋谷区立松濤美術館「空の発見」
空の発見|渋谷区立松濤美術館
2年ぶりに渋谷区立松濤美術館へ。
現在の展覧会は「空の発見」。
かつての日本の美術の単なる様式・背景としての空から西洋の影響を受けた空の描写の発展、さらに表現主義やシュルレアリスムの空、戦争や震災の空、空を中心に扱った現代美術まで様々な空の表現を見ることができる展覧会だ。
もともと行く予定には入っていなかったが、たまたま見た展覧会の情報で良さそうだったので行くことにした。
展示は多彩で浮世絵や司馬江漢もあればコンスタブルやターナーといったヨーロッパの風景画もあり、気象研究者の阿部正直伯爵の雲の写真まである。
この展覧会で亀井竹二郎や武内鶴之助を初めて知った。
他に印象に残る作品としては、前に国立近代美術館で見たことがある中村研一《北九州上空野辺軍曹機の体当りB29二機を撃墜す》もある。
また、中村岳陵 《残照》も好きな絵だ。
風景画をテーマとする展覧会でも背景あるいは従属的だった空に注目することで新しい視点を示した展覧会と言える。
町田市立国際版画美術館「両大戦間のモダニズム 1918-1939 煌めきと戸惑いの時代」
両大戦間のモダニズム:1918-1939 煌めきと戸惑いの時代 | 展覧会 | 町田市立国際版画美術館
一年半ぶりに町田市立国際版画美術館に行ってきた。
二つの世界大戦の狭間の時期の各国の芸術家の活動と版画作品をテーマごとにまとめた展覧会だ。
ベル・エポックの光と闇、戦地と芸術家、戦争景気と世界恐慌、抽象表現やシュルレアリスム、モダニズム、ロシア・アヴァンギャルド、ファッション雑誌や挿絵本文化などこの時代の多くのトピックを扱っている。
アルベール・ギヨーム《我らに領空を!》は空想の未来の飛行機械が目を引く。
この展覧会のポスターにも使われているエドゥアール・アルーズ《使者》
ロシア・アヴァンギャルドと児童書。左上のウラジーミル・タンビ、N・ブィリエル『擬装』の表現が興味深い。
この展覧会は内容上、雑誌、絵本、小説など出版物が多い。
またヴァロットン、マティス、ピカソ、エルンスト、モンドリアン、デュシャン、マグリット、ダリ、藤田嗣治、竹久夢二、長谷川潔など画家も多彩で、両大戦間の時代の空気を味わうような展覧会だった。
同時開催の特集展示は「明治時代の歴史物語―月岡芳年を中心に」
芝居の影響もある月岡芳年らの歴史絵の数々を展示している。
画像は小林清親《宇治川水馬図 佐々木高綱 梶原景季》。
宇治川の先陣争いを描いた版画だが、渡るには水が深すぎるように見える。
出光美術館「物、ものを呼ぶ 伴大納言絵巻から若冲へ」
「出光美術館の軌跡 ここから、さきへ」特設サイト。
出光美術館の「物、ものを呼ぶ 伴大納言絵巻から若冲へ」に行ってきた。
「出光美術館の軌跡 ここから、さきへ」第4期の展覧会で、やまと絵、仏画、水墨画、文人画、風俗画、琳派、書跡の名品を展示している。
見所の一つとして酒井抱一《十二ヵ月花鳥図貼付屏風》と《十二ヵ月花鳥図》、同様のテーマを扱った2作品を比較して観ることができる。
並べてみることで違いがはっきり分かる。例えば7月の絵にはどちらもカマキリが描かれているが~花鳥図のほうが巧い。
解説も充実しており、描かれている植物や鳥・虫の解説もあった。
他の展示も色々あるが、出光美術館の代表的な所蔵品なだけに過去の展覧会で見た事があるものが多い。
そんな中で初見の《伴大納言絵巻》は群衆の多彩な表情やしぐさの表現が良かった。
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三鷹市美術ギャラリー「石井立が遺したもの」、武蔵野ふるさと歴史館「戦争と武蔵野X 映像資料からみるB-29」
三鷹市美術ギャラリー太宰治展示室の企画展示「石井立が遺したもの」に行ってきた。
筑摩書房の編集者・石井立の資料が遺族から三鷹市に寄贈されたために開催された展示だ。
太宰や井伏鱒二、坂口安吾、三浦哲郎らとの関わりについて書簡、葉書、原稿、出版物で展示解説している。
石井立は中央線沿線の作家とも関わりが深いわりにこれまでこうした展示は無かったので初見の情報が多い。
無料配布の図録は展示解説だけではなく寄贈者・石井耕氏や研究者・安藤宏氏による文章もあり、作家の影となって役割を果たした石井立の様子が伺える。
足を延ばして武蔵野市立武蔵野ふるさと歴史館へも行ってきた。
武蔵野ふるさと歴史館は毎夏、武蔵野市にあった中島飛行機武蔵制作所に絡んだ展示をしていて今年は「戦争と武蔵野X 映像資料からみるB-29」。
米国国立公文書館のB-29の映像上映や武蔵野市の空襲体験に関する記録を展示しており、展示室の床にはB-29の尾翼の実寸大の図が描かれている。
さすがに10回も戦争に関する展示を行っているので過去の企画展で見た展示物も含まれる。
今回初見だったB-29の映像はアメリカの戦時中のニュース映画で、B-29製造の様子を紹介しているものだ。
また様々な体験、記録からB-29の大きさを示す展示が並び、床の図もその一つだった。
ViktosのトレーニングシューズOutflank Shoe
Outflank Shoe | Linear Trainers | VIKTOS
www.youtube.com
今日もViktosの新製品情報から。
ViktosはトレーニングシューズのOutflank Shoeを発売した。
軽量で通気性に優れたエンジニアード・ニット・シャーシを採用し、アッパーは撥水処理のStormStrike™ DWR処理を施してある。
カラーバリエーションは3種類。
価格は130ドル。