コミックマーケット77から帰還。そしてジャンルについてメモ

 ようやく冬コミが終わった。これでこの一年が終わる。
 というわけで今回のコミケについていくつか雑多な印象を書き残しておく。
・男性向けについて
 大体始まる前から想像がついていたことだが、「とある科学の超電磁砲」、「化物語」、「ラブプラス」あたりが今回の流行となっている。
 「けいおん」はもう終わったジャンルだと言っていいだろう。
 レールガンは美琴や黒子が多く、それに限らず百合が多い。
 化物語はガハラさんが多く、他のキャラのものにしても異性愛モノが多かったと思う。
 が、この辺は分散気味でちゃんとチェックしきれていないのであまり自信がない。
 「ラブプラス」は寧々さん本ばかり見たような印象がある。エロいからだろうか。次に多いのが凛子。
 よく分からないのが「ドリームクラブ」で、少なくはないが今一つジャンルに通底する強い印象がない。
 これは多分ゲームをやってない上に同人誌を全く読んでいないせい。
・女性向けについて
 テニスの王子様の総数がだいぶ減り(それでも多いほうだが)、ヘタリアの勢いが止まらない。
 CD-ROM版でジャンル検索するとテニスの王子様526件 ヘタリア1538件となっている。
 ちなみに銀魂は544件で、既にテニスの王子様を抜いている。
 ショタとしてサマーウォーズの同人誌がかなり増えたが、これは既刊も含んでいるかもしれない。
・男女両方にかかるジャンル
 涼宮ハルヒの憂鬱は、2日目(創作・アニメ・ゲーム(男性向)の数よりも2日目(FC小説)のサークルが増えた。
 2日目は女性向け(異性愛ものでも女性の作者・読者が多い)が中心で、ハルヒというジャンルは女性向けの割合が高いと言っていいかもしれない。
 実際には2日目にも男性向けが入っているし、どちらとも言えないものもあるので難しいが。
 なお、キョン子ものは2日目にも3日目にもある。
 エヴァンゲリオン/ヱヴァンゲリヲンは映画の影響で凋落が酷かった時期と比べてだいぶ増えたが、マリの同人誌は三日目(あるいは他の日でも男性向け)ばかりだ。
 アイマスはDSによって新しいキャラ、カップリングが増えた。涼強い。
・東方について
 夏コミでも既にそうだったが、年々状況が変わる面白いジャンルだと思う。
 この一年で男性向け18禁同人誌は増えた。
 また、内容を見ると相変わらずニコ動の影響は強い。
 元々東方は二次創作から生まれたイメージや設定が同人を支配している傾向が強いのだが(それこそ例大祭が始まって間もない辺りだってそうだった)、その二次創作設定は短期間で変遷している感じ。
 しかし今後このジャンルはどうなるのだろうか。