シャシュカ・トレーナー

この話題についてこれる人はどれだけいるだろうか。甚だ疑問だが、需要は間違いなく一部にあるので書いておこう。


しばらく前にアルミトレーニングナイフを作っている人に頼んでいたシャシュカのトレーナーが届いた。
シャシュカとは中世からロシアのカフカース地方で使われてきた片手用サーベルで、19世紀〜20世紀初頭には軍用サーベルとしてコサック騎兵などに使われた。私がトレーニングソードの元にしたのはその軍用のM1917モデルだ。全長96cmほどのアルミで出来ている。



日本ではスペインのDenix社が製造しているレプリカのシャシュカがよく売られている。そちらは軍用のM1881を基にしている。
http://www.denix.es/product?id=178&content=42&lang=en デニックス社のレプリカ
しかしこれは刀身が亜鉛合金製で強度が低く、素振りにも向いていない。
そこでアルミ削り出しのトレーニングソードを頼んだのだが、なにぶんグリップが通常の刀剣と異なってパラシュートコード巻きなので、あまり扱いやすくはない。この点は何か改善方法を考える必要があるかもしれない。
また、素材の都合で実剣よりも反りが浅く、やや身幅がある。なかなか実物どおりというわけにはいかない。
これをプロトタイプとして、改良バージョンを作る予定だ。