ロシア武術のシステマのインストラクターがデザインしたトレーニングナイフが今月完成した。早速私も入手。
一般にトレーニングナイフというとアルミ製、樹脂製（ゴム等）、木製の３種が中心だ。
これは、安全性を重視しているためだが、ナイフのバランスや伝わる力の感触という点で実際のナイフとかけ離れたものになっている。こうした状況を踏まえ、特にトレーニングナイフを経由して伝わる力に繊細な技術を求めるシステマのインストラクターがデザインしたのが今回のトレーナーだ。もちろんシステマ以外でも相手にフルスピードで当てるのでなければ練習に使うことはできる。ステンレス製で、十分な重さと堅さがある。
鋼材の厚さは4mmで面取りがされている。鋼材のハンドル部分は中央がくり抜かれ、バランスが中央に来るようになっている。
このハンドルのコードは自分でダークグリーンのパラシュートコードを巻きなおした。本来のハンドルのコードとは巻き方も色も違うので要注意。本来の色はシステマ吉祥寺のブログの記事に２パターン掲載されている。
滑り止めのフィンガーセレーション、相手をコントロールするためのセレーションも加工されている。
多くのファイティングナイフ、タクティカルナイフはハンドルが手の幅より長く設計されているが、これは手の幅とほとんど変わらない長さに収まっている。これは、逆手持ちの際に親指をハンドルエンドに乗せる、順手持ちで突く際に手の内でハンドルエンドを押すといった操作を可能としている。
このトレーニングナイフに関する質問は下記のシステマ団体まで。
むさしのシステマ倶楽部 - ロシア武芸システマ-SYSTEMA-
SYSTEMA吉祥寺
