枝垂柳流の十手

海外から取り寄せていた柳流(枝垂柳流)のDVDが到着した。当初、短刀術のDVDのみ買う予定だったのだが、一つだけ注文するのも送料が惜しい気がして「鉄扇術十手術」のDVDも購入した。
そこに出てきた十手が変わっていたので、紹介しておく。
キャプチャ画像は全てDVD『TESSEN/JUTTE (IRON FAN & ARRESTING TRUNCHEON)』(Dragon Video Library, c2006)から。


一つ目。

十手の紹介。他のいくつもの十手を紹介してから柳流の十手を紹介する場面。棒身は先細りの形状になっている。鉤の部分はよくある十手よりかなり長く、広がっている。


二つ目。

このように刀を挟むことができるのは従来の十手と同じだ。側面から見た鉤の形状も分かる。


三つ目。

映像では刀のほか、木刀、棒、手も鉤で挟んで制圧できることを示していた。上の画像はさらに手首まで押さえて見せている場面。その後のデモンストレーションでも刀の柄を挟んだり、鉤の部分で相手の膝頭を押さえて倒したりと、この大きな鉤を生かした利用法が示されていた。興味深い例だ。