ウクライナから取り寄せたコサック鞭 その2

ウクライナから取り寄せたコサック鞭 その1 - 火薬と鋼の続報。
先の鞭と同時期に注文したウクライナの別のコサック・ウィップ・メーカーによる鞭が届いた。


今回の鞭を作ったのはVolkov Sergey (Webサイト http://nagajka.blogspot.com/)というメーカーで、先のメーカー同様、ウクライナで複数種類の鞭を作製している。
先のメーカーと同タイプではなく、あえて違うタイプの鞭を依頼してみた。価格は送料込みで130ドル。到着まで約一ヶ月といったところだ。

上からシステマ用、Vitaliy Frolov製、Volkov Sergey製。

やや短く、先端部分は他の二つの鞭よりも大きい。

この鞭もシステマ用よりも軽い。

今回の鞭は表面にヒマシ油が塗られていて多少ベタつく。保護としては良いが、すぐに使いたい場合には拭ったほうがいいだろう。メーカーの助言によると、年に2回油を塗ったほうが良いという。
あと、あまり鞭そのものとかかわりない話だが、梱包に3本革紐が使われていてちょっと高級感があった。ウクライナのメーカーに注文した鞭は、どちらもエアパッキン(プチプチ)に包んだ鞭を紐で固定し、ダンボール箱に入れて送られてきた。


今回依頼したメーカーは、どちらも対応が親切で鞭も丁寧な作りのものだ(二人ともそれぞれ商品の到着を気遣って間にメールをしてきたほど)。しかも比較的安価である。しかし、システマ用としては軽いという問題点があって、打たれた際に骨身に響く感じになりにくい。重いものができるかどうかは、今後確認してみたい。