ロシア軍で使われた特殊な投げナイフ

今日はナイフの本からの紹介。
ロシア軍では特殊部隊を中心にこれまで多様な投げナイフ(スローイングナイフ)が使われてきた。
その中でも変わったものにスチールの棒から削りだした投げナイフがある。




出典:Дмитрий Силлов (2010) Боевые ножи. Ленинградское изд-во

多くの投げナイフは鋼板を切り出した小型のナイフのような形状で、ハンドルは板状だ。
しかしこれは棒状の鋼材から削りだして製造され、ハンドル部分が円筒に近い独特の形状になっている。ロシア軍ではこのスタイルの投げナイフをこれまで何種類か使っている。上の画像のナイフ型、ダガー型、タントー型の刃のモデルが使われたというが、他に使われたバリエーションがあるかどうかは分からない。
これと近い作りの投げナイフはロシアの店で販売されている例がある。
http://www.rusdarts.ru/knife.php?id_nog=67&name=nog&steel=65%C3&d=4&c=0&in=0&p=1&new=1
機会があれば買ってみたいが、ロシアからのナイフの輸入は一度痛い目にあっているので躊躇している。