スペツナズ・ナイフ市場の最近の動向

ようやくスペツナズ・ナイフ入手の目途が立った。もちろん日本の法律に抵触しない形状のものだ。
入手のために最近のスペツナズ・ナイフの流通事情について少し知ったので、書いてみよう。
旧ソ連で特殊部隊スペツナズのために開発されたとされるスペツナズ・ナイフ(バリスティック・ナイフ)だが、いまだに実態がよくわからない。
このスペツナズ・ナイフはアメリカ等でも一頃流通していたのだが、多くの州で規制対象となり、かなり長い間一般に流通していなかった。ごく少数流通することはあっても個人売買が中心だ。また、たまに販売されていても加工が綺麗すぎるアメリカのコピー品ということもあった。
アメリカ製スペツナズ・ナイフで有名なのは80年代にフロリダのSpye Knife Companyが販売したKGBバリスティック・ナイフだ。
これはこれで今となっては珍しく、海外のネットオークションで稀に出品されている。もし見かけてもソ連製だと思わないように。


当時の雑誌(Soldier of Fortune誌)広告。ナイフ以外に射出式警棒も掲載されている。

この状況が劇的に変わったのはこの1年程のことだ。ロシアや東欧からやたらと未使用のスペツナズ・ナイフがネットで流通し始めたのだ。もっとも、金だけ取って商品を送らない業者がいるとか、トラブルの話も伝わっている。また、これまで報じられてきたスペツナズ・ナイフとは異なる形状のものもあり、本当に旧ソ連で製造されたものかは定かではない。私見では怪しいと思っている。ただ、アメリカで製造されたスペツナズ・ナイフのコピー品と違うのは確かだ。
一応それらしい作りにはなっているのと、スペツナズ・ナイフとしては珍しく銃刀法に引っ掛からない形状のモデルも販売されていたので注文してみた。
無事到着すればいずれここで紹介できるだろう。