マレー語圏の釵・テキピから特殊なものを紹介

日本で釵(サイ)として知られる武器がある。
サイと同様の武器は南アジア・東南アジア・東アジアの武術で幅広く使われており、マレー語圏(マレーシア、インドネシア等)ではテキピと呼ばれている。YouTubeでTekpiで検索すると、シラットで使われている動画が無数にみつかる。

テキピには日本の釵とは違った形状のものがある。
面白い形状のものがあったので紹介しておこう。


先端形状や大きさが独特。沖縄の卍釵とはだいぶ違う。


http://narapatinantaboga.blogspot.com/2012/01/gila-tekpi.htmlより

かなり長大なものもある。


http://silatmelayu99.blogspot.jp/より

テキピは両手に一本ずつ、あるいは片手に一本で使うのがポピュラーだが、イブ・テプキと呼ばれる武器とセットで使う例がある。
イブ・テキピは左腕に装着する武器で、三つの鋭い刃がナックルの先についている。前腕にそって金属の棒の部分があり、これを防具とする。肘の側にカランビットのような鎌状の刃がついている。


http://narapatinantaboga.blogspot.jp/2009/07/king-of-weapons-introduction.htmlより


http://www.karatebushido.com/content/le-silat-malais-au-30e-festival-des-arts-martiauxより