ポーランドの軍隊向け格闘技コンバット56

Twitterサブマシンガントンファーのような打撃武器として使う画像が話題になっていたので、この技術を教えているポーランドの格闘技、コンバット56(Combat 56)について書いてみよう。



http://www.combat56.pl/system-combat-56/kompania-specyjalna/kompania-specjalna---zdjecia/より

システム・コンバット56またはコンバット56と呼ばれる格闘技は元々はポーランド軍の第56特殊中隊のアルカディウス・キュプス少佐によって創始された軍隊格闘技だ。
公式サイト http://www.combat56.pl/
1990年代初頭に敵の速やかな排除を目的とするシンプルで有効な戦闘技術として生まれた。この格闘技のための研究は1980〜90年代に各国の格闘技・武術・特殊部隊訓練(柔道、柔術、カンフー、詠春拳北朝鮮のKyoksul、SASスペツナズの訓練等)の比較研究から行われていたという。コンバット56の情報が出版物に出るようになったのは1990年代初頭、オープンに教えられるようになったのは1997年以降である。
この技術は軍の様々な部隊や国境警備隊、警察、保安関係者に指導されるようになり、射撃技術や警備技術、各種トレーニングなども指導されるようになっている。