カナダのレンジャー、サコーのライフルを採用

Replacement Selected For Canadian Rangers' Lee-Enfield Rifles -The Firearm Blog
昨年、カナダのレンジャーが長年採用してきたリー・エンフィールド・ライフルから新しいライフルへ切り替えるとの報道があった。
カナダのレンジャー(Canadian Rangers)は主に北極圏を警備する部隊で、1947年からリー・エンフィールド・ライフルを使用してきたが、さすがに修理対応に困難が生じてきたため新しい銃の採用が決まったのだ。
その新しいライフルの契約先がColt CanadaだったことからARタイプのライフルになるのではないかと予想されてきたが、意外な結果になった。
採用が決まったのはフィンランドのSAKO T3 CTR (Compact Tactical Rifle)をベースとした専用カスタムライフルだ。
カスタム要素は、a)手袋をはめた状態で使うための操作部分の大型化(ボルトハンドルやトリガーガード)、b)防護つきの前後アイアンサイト、c)レンジャーの紋章入りのラミネート・ストック、d)3ポジション・セイフティ付2ステージ・トリガー。
Colt CanadaはSakoのライセンスを得てバレル、ボルト、レシーバーを製造するのだという。
プロトタイプは既に納入されており、現在試験中。