システマ屋内練習用ショートスティックの製作

ステマではショートスティックとしてしばしばフィリピン武術等で使われるラタン製のカリ・スティックが使われている。
海外の動画を見ると色々使われているが、やはり普及していることもあってかカリ・スティックを見ることが多い。
しかし天井が低い屋内練習場所を借りてやる場合、全長約70cmのカリ・スティックでも照明や天井に当たることがある。
そこで、代替品として塩化ビニール管を加工して練習用スティックを製作してみた。
加工したのは呼び径16mm(外径22mm)の耐衝撃性硬質塩ビ管である。
1mで販売されているものをカットし、50cmのスティックとした。
見た目はチープだが、実際にはなかなか恐ろしいものだ。
材料の塩ビ管はエスロンHIパイプ・ゴールド+というもので、かなり強度がある。
よくホームセンターの工具が武器に転用できるといったアイディアがあるが(ゲーム『デッドライジング』的)、護身用として考えた場合優れた素材はこうした塩ビ管ではないかと思う。この塩ビ管で打たれると尋常ではなく響く。しかし骨折にまではなかなか至らなそうだ。その上木材と比べるとかなり安価である。
軽いのでかなりのスピードで振ることができるが、だからと言って思い切り練習相手を打つと部位によってはその後の練習に差支えのあるダメージを与えることになるだろう。また、先端付近が相手に当たると怪我をさせる可能性がある。気になるようならダクトテープや塩ビ管用のキャップ等で先端を覆う必要がある。