懐かしの改造BDUの世界

ブックマークを整理していてBDUをカスタマイズするショップのURLを確認したので懐かしくなった。
昔、米軍の特殊部隊では既存の戦闘服に不満があり、自分たちで改造したり店に依頼してカスタマイズしたりした。
そうしたBDUの改造でよくあったのはポケットの増減や位置変更、ベルクロ追加、独自の補強や形状変更だ。
今では様々な要求に対応したデザインのタクティカルウェア、コンバットスーツが市販されているため、改造BDUの例はだいぶ減ったが、2010年以前は扱う店も複数あったものだ。
ブックマークにあった3つのサイトの例を紹介する。

SKD Enhanced Combat BDU

https://www.skdtac.com/MultiCam-BDU-ACU-s/15312.htm
SKD Tacticalが独自にカスタマイズしたBDU。何とここは今でも注文できる。
ただしカスタマイズされた要素は限られている。カラーバリエーションはMultiCamとそのバリエーションのみ。
昔はカーキやODもあったが、MultiCamだけになって生き残った。

RAID BDU

https://web.archive.org/web/20040406221934/http://www.specwargear.com:80/RAID.html
SpecWarGear.comが受注していたカスタマイズBDU
古参であり、ウェアの選択肢がなかった時代の現場の意見を入れたカスタマイズ要素を盛り込んでいた。
人質になった時のための脱出用工具を入れるウェストバンド内側の隠しポケットが印象深い。

Contractor BDU

https://www.militarymorons.com/gear/gear.2.html
タクティカル用品店のEMDOM USAが販売していたカスタマイズBDUがContractor BDU(CBDU)だ。
Webarchivesで見ると画像が見られないので上には紹介しているサイトのURLを載せた。
3/4の長さの袖や今となってはタクティカルパンツでお馴染みとなったフォールディングナイフのクリップに対応したポケットの補強など、独自性のあるカスタマイズ要素に対応していた。またACUのカスタマイズも行っていた。