システマの練習についてのメモ:テイクダウンと自他の重心

9月16日のシステマの練習について自分のやり方を少し書いておいたほうが良いと思ったので書き残しておく。

  • 「相手と一緒になる」「相手と一緒に動く」と言うのは、相手が攻撃・防御のため動いていれば同調するのは分かりやすい。
  • しかし相手が立ち止まっている場合、特に力を入れて動くまいとしている場合に一緒になるというのはそうそう理解されないと思う。
    • テイクダウンに堪える相手に対して力みで押したり引いたりしてしまいがち。
    • または力みはないが相手に影響を与えられない状態になってしまう。
  • ではどうすれば一緒になれるか。
  • 私の場合、自分の重心の移動が相手の重心を維持しようとする力みとぶつからないように動く。
    • 自分の力み、テンションは無いほうがやりやすいが、相手と接触する自分の手や肩に力みが残っていても、重心移動に力みがなければ相手に作用する。
  • ただし単に動くだけでは相手と一緒に動くだけなので、倒すためには相手の重心が崩れるように動く必要がある。
  • この時、手は相手の重心の状態を把握するセンサーであると同時に相手に重心移動のエネルギーを伝達する役割も果たす。
    • 手にフォーカスしすぎて手だけでやろうとすると失敗する。
    • 相手のテンションを手先から段階的に追う・調整するのではなく、必要なのは自分と相手の全てである。
  • この状態になるには全身が統一的に動く必要があり(use the whole body!)、そして相手の全体を捉える必要がある。
  • 相手の重心がアンバランスな時は、そこに介入するだけでいいので自分の重心を大きく動かす必要はない。