ロシアで軍手は使われているか

昨日のシステマのクラスでロシアに軍手があるかどうかが話題に出た。
あるシステマの動画で創始者のミカエル・リャブコ師が手に着用していた手袋は、白い編手袋にすべり止めの斑点が手の平側についたもので、いわゆる軍手に見えたという話である。
果たしてロシアに軍手はあるのか。私も気になったので調べてみた。
こういう場合、一番簡単な想定は日本の軍手がそのままソ連/ロシアに持ち込まれたパターンだ。
Wikipediaで軍手の項目を確認し、ロシア語で同じ項目があれば一番手っ取り早い。
しかし軍手 - Wikipediaを見てもロシア語版はない。
では手袋 - Wikipediaからロシア語版のПерчатки — Википедияを見るとどうか。
やはり軍手に該当するような記述はロシア語版にはない。しかしこれでロシア語で各種手袋を何と書くかは分かった。
ロシア語版Wikipediaに出てきた作業用手袋を意味する"Перчатки для работы"でGoogle画像検索すると、下のように日本のすべり止め付き軍手そっくりの手袋が無数にみつかる。別に日本製というわけではない。
perchatka-vrn.ru
www.mestprom.com
ロシアのこうした作業用手袋に日本の軍手との関連や影響があるかどうかは分からないが、ロシアで日本の軍手と見間違えてもおかしくないような製品が製造・販売されているのは確かだ。