ナイフの表面処理と視覚的効果

昨日Twitetrに出したナイフの表面処理と視覚的効果について書く。

軍用ナイフの表面処理や素材で夜間暗視装置に対する欺瞞を行うというアイディアがある。
例えばGERBER LMF II A.S.E.K. が一例だ。

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Gerber LMF II ASEK (Folige Green IR) Knife 4.84" Blade, Safety Knife, Sheath - KnifeCenter - 22-01627

LMF IIのフォリッジ・グリーン・モデルのハンドルとシースは暗視装置対策として赤外線を反射しない。
こうした暗視装置対策を前提としたナイフは複数存在する。
ブレード表面のコーティングで同様の効果を謳ったナイフもある。
実際の効果は不明で、衣類などより要求がないので広まっているとは言えない。

肉眼でもナイフのブレード表面処理の近いで視覚的な影響は変わる。
実際に起きた事件で、コーティングや加工で金属光沢がないナイフ・刃物を被害者が刃物だと認識できずに攻撃を受けてしまった例がある。
同様に、ナイフ格闘の練習でも金属光沢があるトレーニングナイフとそうではないトレーニングナイフを使った時では練習者の反応が変わる。
昔、様々な色でアルミトレーニングナイフを作ってくれる業者があったが、注文する前に潰れてしまった。
そこに複数の色のトレーナーを頼んでたらどの色が一番反応しないか試みることができたかもしれない。