システマと肘

今週のシステマ杉並の練習に関連してシステマの肘の使い方について書いておく。
ステマでは肘の尖った部位そのものを強く当てる練習をすることはないが、打撃の派生や攻防の中で肘を使う。
(ヴラディミア・ヴァシリエフ師の肘を攻防で使うデモ)
www.youtube.com
肘を使うには腕を多方向に無理なく向けられるようにする必要があり、肘が届く範囲を感覚として知っていなければならない。
慣れないうちは肘を思った方向に向けられなかったり、肘が届かないところに肘を当てようとしてしまう傾向がある。
肘は日常的に使う部位ではないので、どのようにすれば当たるかの距離感がつかみにくいのだ。
これらの問題は、リラックスした腕の動きと範囲を練習を重ねて知ることで解決していく。
肘を攻防でうまく使えるようになると、パンチやテイクダウンでも腕の様々な部位を活用できるようになる。