戦傷治療のMARCHアルゴリズム

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戦術治療のMARCHアルゴリズムを紹介する記事が公開された。
MARCHアルゴリズムは、治療の順序として気道(Airway), 呼吸(Breathing)、循環(Circulation)(ABC’s)を使用するAdvanced Trauma Life Support(ATLS, 外傷二次救命処置)と異なり、救命を優先するために大量出血(Massive Hemorrhage)、気道(Airway)、呼吸(Respiration)、循環(Circulation)、低体温/頭部損傷(Hypothermia/Head Injury)という順番で行われるものだ。
このMARCHというのはアメリカのTCCC(Tactical Combat Casualty Care, 戦術的第一線救護)での治療の順番の考え方である。
MARCHの「C」は、循環の幅広いトピックを指している。MARCHのコンテキストでは、循環は、出血性ショックの評価から、トラネキサム酸(TXA。出血を抑制する)のような非血液ベースの輸液の実施まで、幅広く、また「C」フェーズは、「見る」機会であり、以前の取り組みの必要性と有効性を明らかにして再評価し、患者の状態の全体像を「確認」する。

リンク先記事はこの「C」フェイズについての記事で全体は訳出していないので、詳しくはリンク先を確認してほしい。
TCCCのMARCHについては日本語記事では以下で紹介されている。
www.risktaisaku.com