国立公文書館「江戸城の事件簿」


国立公文書館の企画展「江戸城の事件簿」を観てきた。
江戸城そのものの歴史と構造・配置に関する図面と江戸城で起きた事件の史料を展示している企画展だ。
赤穂事件など刃傷事件が多いが金蔵への侵入盗難事件や火災や地震といった災害、犬や猫が入ってきた事件も含まれている。
展示物の概要については公式動画が分かりやすい。
www.youtube.com

展示は撮影できる。
以下の画像は桜田門外の変で検視見届役として参加した岡部三十郎が描いた図を元に描かれた「万延庚申桜田事変之図」から、二刀を持つ彦根藩士が描かれている部分だ。
この事件で二刀流で戦ったという河西忠左衛門か永田太郎兵衛と思われる。

江戸城への犬の侵入と猫の侵入の記録。
猫は佃島に放されたが犬は殺されている。
この企画展で扱われている事件の結末はほとんど死である。


江戸城そのものの歴史についての展示も多く、皇居、東京気象台になっていった時代の記録もあった。

企画展の図録はないが配布されているパンフレットがフルカラー8ページで展示の一部を紹介している。
撮影できるので展示物の全記録が欲しい場合は自分ですること。