漱石山房記念館「夏目漱石と芥川龍之介」

公式サイト:開館5周年記念《特別展》夏目漱石と芥川龍之介-新宿区立漱石山房記念館

今日は漱石山房記念館へ。
開館5周年記念特別展「夏目漱石芥川龍之介」に行ってきた。
私が漱石山房に前に来たのは開館間もない頃だったので5年ぶりだ。
その時は新宿駅から小石川植物園まで歩いていく途中で漱石山房の存在に気付いて入った。

漱石の書斎の再現。数少ない撮影可能な展示だ。
特別展の内容は撮影できない。
特別展は芥川龍之介の作家としての事績に関わる原稿、手紙、写真、出版物等で、漱石との関わりが中心だ。
このため漱石との手紙や漱石について書いた記録が多い。
その他に田端文士村記念館の芥川龍之介邸復元模型・こおりやま文学の森資料館の「現代日本文学巡礼」フィルムから復元した映像を合わせて編集した映像上映がある。
映像には久米正雄の長男・久米昭二氏がナレーションをつけており、久米正雄の邸宅と生活、内幸町の改造社芥川龍之介邸、佐藤春夫邸、有島武郎邸を借りていた時代の文藝春秋菊池寛、そして漱石の墓が映っている。
久米正雄が目黒競馬に行く映像について久米昭二氏がコメントしており、母(久米艶子)から聞いた話として正雄が馬券を買った馬が勝ったことがないとか、当時はゲートがなく正雄が買った馬が逆に走ってしまったことがあり、それから馬券を買わなくなったという思い出を語っていた。

特別展観覧後は付属のカフェでほうじ茶と干菓子を注文して一服。

表の樹木はざくろの実が成っていた。

細川庭園と永青文庫まで足を伸ばした。
永青文庫は「永青文庫漆芸コレクション かがやきの名品」を開催している。


永青文庫別館カフェはいまだ休館中のままだ。
近所の講談社野間記念館も閉館中だった。