公式サイト:ピカソとその時代─ベルリン国立ベルクグリューン美術館展
国立西洋美術館「ピカソとその時代 ベルリン国立ベルクグリューン美術館展」に行ってきた。
セザンヌ、ピカソ、ブラック、クレー、マティス、ジャコメッティのコレクションだ。
特にピカソは幅広い年代の作品があり、各時代の傾向がよく分かる。
ポスターにも使われている《緑色のマニキュアをつけたドラ・マール》 は、キュビズムの作品の中では生っぽい表情が感じられる。
ピカソの今回の展示の中で気に入ったのは《丘の上の集落(オルタ・デ・エブロ)》
マティスの《ドラゴン》もいい。
今回の企画展で自分が見たかったジャコメッティ《広場Ⅱ》は想像以上に小さく、この小さく細い像の存在感は得難い体験だ。
ミュージアムショップではバウムクーヘンでマティスの絵を型抜きするという奇妙な物が売っていた。どんな発想だ。
常設展示の中の小企画展は「版画で「観る」演劇 フランス・ロマン主義が描いたシェイクスピアとゲーテ」。
よく本で使われているウジェーヌ・ドラクロワの《空飛ぶメフィストフェレス》を見ることができた。