東京国立近代美術館「TRIO パリ・東京・大阪 モダンアート・コレクション」

TRIO パリ・東京・大阪 モダンアート・コレクション - 東京国立近代美術館

東京国立近代美術館の「TRIO パリ・東京・大阪 モダンアート・コレクション」へ。
パリ市立近代美術館、東京国立近代美術館、大阪中之島美術館から作品をテーマごとに3点並べる展示で、都市文化や各美術館の違いが見える企画展だ。

コレクションのはじまり
佐伯祐三《郵便配達夫》、ロベール・ドローネー《鏡台の前の裸婦(読書する女性)》、安井曽太郎 《金蓉》

人物画や風景画は各都市文化との関連性が分かりやすく、コンポジションのように抽象性が高くなってくると作家性はあってもそういう繋がりは分かりにくくなる。
一方で最後の現代アートの展示では同時代の文化を想起させる作品で新たな繋がりが見えてくる。
個々の作品を見るだけでなくテーマと構成を観る傾向が強めの展覧会だった。