皇居三の丸尚蔵館 開館記念展「皇室のみやび」 特設ページ
皇居三の丸尚蔵館の「皇室のみやび―受け継ぐ美―」の「第4期 三の丸尚蔵館の名品」に行ってきた。
今回は春日権現験記絵、和漢朗詠集、唐獅子図屏風といった日本史教科書・資料集にも出ているほどの著名な作品が並ぶ。
《春日権現験記絵 巻1》より鎌倉時代の大工の様子が伺える有名な場面。
伊藤若冲《動植綵絵 老松孔雀図》より。この羽毛の繊細さは実物を見るべきだ。
伊藤若冲《動植綵絵 芙蓉双鶏図》より。大胆な構図。
狩野永徳《唐獅子図屏風 右雙》。加納探幽による左雙と並んでかなりの迫力であり、実物を見るまでこれほどの大きさの屏風絵だとは知らなかった。
酒井抱一《花鳥十二ヶ月図 十月柿に小禽図》。柔らかな描き方が良い。
伝・藤原行成《和漢朗詠集》。行書草書が混ざった漢詩と和歌、料紙すべてが見どころ。
皇室のみやび展では各期ごとに展示品を詳しく解説する映像を上映しており、今回の第4期では和漢朗詠集の映像を流していた。