ロシア製の新型5.45x39対ドローン弾

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ドローンが戦争で使われるようになって歩兵の武装にも対ドローンが求められるようになった。
対ドローンにはショットガンが有効だが様々な事情から標準的な軍用ライフルをドローンに使う方法も求められている。
ロシア・ウクライナ戦争での対ドローン弾の試みの1つは、シュリンクラップで 5.45x39弾にBBペレットを詰めるというものだった。
このアイディアを製品化したのがロシアのTekhkrim社の対ドローン弾だ。
Tekhkrimの対ドローン弾は、亜鉛メッキされた2ピースのプレカット・ディスポーザブル鋼製サボに封入された4.5mm(.177インチ)硬質鋳造バードショット7発を装填している。
この弾薬はライフルで使用し(AK-74およびAK-12でテスト済み)、銃口初速は650~700m/秒。Tekhkrim社は、この弾薬には標準以外のマズルデバイスの使用を禁止している。発射時に広がったサボがマズルデバイスに当たる危険性があるためだ。
Tekhkrim社によると、35m(38ヤード)では、ペレットは厚さ20mm(約3/4インチ)の松板と厚さ1.2mm(0.05インチ)のアルミ板を貫通する。50m(55ヤード)では、厚さ12mm(1/2インチ弱)の合板を貫通するという。