ベルトに紐でつなぐピストルホルスターやナイフシース

先日のRonin Tacticsのナイフを抜く技法 - 火薬と鋼に関連して、今日のシステマのクラスの前に話題になった件について書いておく。
ナイフのシースや銃のホルスターは多くの場合ベルトループにベルトを通して装備する。
しかし特殊な例として先日紹介したような、シースやホルスターを紐でベルトでつなぐことがある。
手っ取り早く出せる例を紹介しよう。

ナイフでよくあるのは首から下げるネックナイフをベルトに装備する場合だ。
フィリピン武術指導者のダグ・マルカイダが自らデザインしたカランビットを使う動画の5:17からその装備方法を見せている。
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次の動画ではこの装備方法をメキシカン・ループと呼んでいるがあまり一般的ではない。
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銃ではClipdraw社のホルスターが知られている。
これはトリガーとトリガーガードを覆う最小限のホルスターだ。
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Ronin Tacticsのナイフを抜く技法

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Ronin Tacticsのインストラクターで元グリーンベレー隊員のTu LamがColorado Springs Brazilian Jiu Jitsuに招かれて指導をした際の動画。
ナイフのシースをハーネスやベルトに固定せず、パラコードでつないでおくスタイルが特徴的。
この方式だとシースに自由度があり、またシースが身体から離れた状態で刃が出るので衣類や装備、自分の体を傷つけずにナイフを出せる。
(その反面、位置や技術によってはナイフを抜くまで通常の固定方法よりタイムラグが生じる)
ナイフ対銃、銃対ナイフ、ナイフと銃の併用なども断片的に動画に登場している。

新しい45口径サブマシンガン、LWRCI SMG-45出荷開始

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以前からイベントで展示され情報が出ていたLWRCI SMG-45の出荷が始まった。
HK UMPのマガジンを使い、シルエットもUMPに近いサブマシンガンだ。
マガジンリリースはパドル型、LWRCI™ Ultra Combat Grip™を使用し、LWRCI™ Enhanced Fire Control Groupを採用している。
アメリカ市場用なのでストックではなくSB Tactical SBTi folding subgun braceが付いている。

Cold Steelの樹脂製バタフライナイフFGX Balisong Tanto

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以前も紹介したがCold SteelはGriv-Ex™という樹脂を使った非金属製ナイフを増やしている。
最近登場したFGX Balisong Tantoは非金属製バタフライナイフのタントー型ブレードのモデルだ。
ブレード長5インチ(127mm)、全長11インチ(279.4mm)
メーカー希望小売価格16.99ドル。

スイスアーミーナイフ用ポケットクリップ

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Clip & Carryというブランドがスイスアーミーナイフ用ポケットクリップのクラウドファンディングをはじめていた。
このSwissQlipはスイスアーミーナイフのキーリングのところにネジ一本で固定するクリップで91mmサイズのスイスアーミーナイフに対応している。
この製品の反応次第では84mmモデルに対応したクリップも検討するという。