Fulcrum Bayonet

http://www.analisidifesa.it/articolo.shtm/id/4341/ver/IT
 前にMilitaryphotos.netやKnifeforumsで紹介されていたExtrema Ratio社のイタリア軍用銃剣Fulcrum Bayonetのニュース。2ch軍事板の軍用ナイフスレでも紹介したが、こっちでも出しておく。Extrema Ratio社は90年代に生まれた新しい会社だ。イタリア軍とのコネクションを持ち、コバルトを多く含んだステンレスを使うなど米国のタクティカルナイフや軍用ナイフとはちょっと毛色の違ったナイフを作っている。ただし、高額なためか軍納入は特殊部隊など限定的な範囲に留まっているようだ。この銃剣もイタリア軍全体のものではなく山岳コマンド用のものである。
 基本デザインは従来のExtrema Ratio社のFulcrumと変わらない。しかし数ある製品のうち、Fulcrumをあえて銃剣に流用したのは少々意外だ。この先端が鈍角なタントー・スタイルでは刺突に向かないだろう(最も、同記事では刺突性に利があるとされている)。これは、作業での耐久性を重視したためではないかと思う。また、シースと組み合わせてワイヤーカッターにするための穴が従来の銃剣(米軍のM9等)よりブレード中央にあるのも破損を防ぐための対策なのではないだろうか。まあ、知識のない私の見方なので全くあてにならない憶測だが。