SHOT Show 2005の噂(2)

Colt

 ここのところ懐古的な銃ばかりで今ひとつな感のあるコルトだが、来年はグロックに45GAPに対抗して新カートリッジを出すという噂がある。それは9x19mmのケースに45ACPの弾頭をセットした9m45という弾だという・・・って、これはどう考えてもネタだ!無理がありすぎて口がキリル文字Дになってしまいそうな噂だ。念のために書いておくが、これは私が考えた話ではなく、あくまで米国で流れた噂である。なお、9m45の銃がベレッタ社とのコラボレーションだという。

Kahr

 日本での知名度は低いが、アメリカの民間市場で人気のあるKahrは45ACPのポリマーフレームモデルP45を出す。これまでなかったのが不思議なくらいで、これは自然な流れと言える。これは噂ではなく雑誌に写真も出た「確定情報」である。

S&W

 SW1911のバリエーションを出すと噂され、口径バリエーションとして38superのモデルを出すと言う話が流れている。しかしなぜに38super?また、レールフレームモデルが出るという噂もある。

Springfield Armory

 雑誌記事によればSpringfieldは45GAPの1911Microを出すことが既に確定している。しかし、1911で45GAPモデルが出ても市場で受け入れられるかどうかは分からない。従来の45ACPのほうがはるかに入手しやすい上、45GAPならではのメリットがほとんどないからだ。新規設計のフレームならグリップの前後長は短くなるが、大した利点ではないだろう。
 なお、XDシリーズのバリエーションが出るという噂も流れている。

Sturm Ruger

 同社の情報は既に公式サイトで告知済み。
http://www.ruger-firearms.com/Firearms/News-Current.html
 新製品の中で特に気になったのはスーパーレッドホーク(454カスール)のショートモデルAlaskan。S&W M500のショートバレルモデルに影響されたのだろうか。マズルブレーキ無しのこのモデルの性能・反動はどんなものか、銃雑誌でのレポートに期待したい。