カスタムナイフ注文事例 デビッド・モージェ その1 注文編

 同人誌に投稿した海外へのナイフの注文の記事のフォローとして事例を紹介していくことにした。と言っても自分の過去の例を掘り返すのは(記憶力の問題で)難しいので、リアルタイムかそれに近い体験だけを書いていくことにする。
 第一弾はデビッド・モージェ(DM Knives)。日本ではShouri knifeが扱っているので、そこで知った人もいると思う(私はShouri knifeを利用したことがないので、どのような扱いなのか詳細は分からない)。
 これまでデビッドのナイフをオーダーする気になったことはなかった。しかし、あるコレクターが持っていた彼の手による個性的なナイフを見て、注文する気になった。デビッドとは同じフォーラム(会員制掲示板)のメンバーであり、問い合わせ・注文もフォーラムのPM(private message)で行った。注文が確定するまでの経緯をまとめると以下のような感じになる。


興味があるナイフの注文の可否を聞く→デザインのアレンジの相談、決定→価格決定→デポジット(前金)送金で注文確定


 一連のやり取りで一番厄介なのは、デザインのアレンジの相談である。輪郭やグラインドが既存のモデルと異なるものを注文するとなると、英語で説明するのが難しい。個人輸入について解説した本・Webサイトも何の役にも立たない。ナイフの形状を英語でどう解説するか、英語圏のナイフ関係のWebサイトや雑誌で覚えるのが手っ取り早いだろう。後はスケッチを書いて送れば、説明の補強となる。私もこのオーダーのために画像を作って送っている。また、鋼材の厚みなど細かいスペックも確認を取っている(アメリカの感覚と日本の感覚は違うので、大体確認をする)。
 注文したのは今年10月中旬、完成の知らせがあったのは今年11月下旬。ナイフはまだ届いていない。到着したら、画像とともにフォローの記事を書く予定だ。